M2TW@赤目MOD AAR風

我がスペインはポルトガルを滅ぼし、ムーアをイベリアからたたき出した後、アフリカに逃れたムーアを追ってマケランシュ(ジブラルタル南の都市)を奪取、マケランシュ十字軍の残余部隊を再編し都市防衛用の部隊をいくつか残し、アフリカ方面隊の殆どを3隊にわけアルジェへと侵攻した。
対するムーアも残す都市はアルジェ、チュニスの二つであり、後退したマケランシュ周辺の野戦軍とあわせてかなりの数の野戦軍を繰り出した。
こうしてアルジェージブラルタル間の狭い回廊で双方の軍が何度もぶつかり合った。
我がスペイン軍はムーアを大いに破るが消耗が激しく、三隊で侵攻したものの、戦力を再編し二隊と減じた。つまり戦力の1/3以上はすでに北アフリカの肥料となっていた。
二隊となったアフリカ方面隊がある河川で防衛している際にムーアに攻撃を受けた。
橋の出口を十字軍従士(槍兵)で防衛し、クロスボウで滅多打ちという定石で防衛するが大量のムーア兵がなだれ込みキルゾーンの維持が困難になる。
そこで将軍は予備兵力の騎兵まで防衛線に投入し、戦線維持部隊の多くが――騎兵部隊にいたっては文字通り最後の一兵までのすべてが――橋に躯をさらした。
そこで漸くこちらの援軍が到着、戦力を減じた敵に遮二無二突撃を繰り返しついに突破、敵を蹴散らした。
これがアルジェ前面の野戦軍最後の戦いであった。

野戦軍は大半を撃破した。だがムーアは新しい野戦軍チュニスよりアルジェへと送り込もうとしている。またアルジェ防衛軍も大部隊であり戦力を大幅に減じたアフリカ方面隊では、これ以上の侵攻は戦力とフロリンの無駄遣いである。
そう判断したスペイン王教皇にアルジェへの十字軍を依頼。教皇はこれを受諾しアルジェへの十字軍が発動された。
戦力をすり減らした二隊は十字軍により戦力を補充しアルジェへと進撃、野戦軍を失ったムーアにこれを留めるすべは無かった。
さらにムーアはアルジェ奪還のため戦力の多くをアルジェに回した隙に乗じられミラノ軍にチュニスを奪われ、北アフリカを舞台にした大激戦がうそのようにあっけなくムーアは滅びた。